平板と巻尺による平面測量

進め方
1.概要を説明
 ・器具の名前
 ・平板測量の説明

2.演習(外業)
 ・骨組み測量
 ・細部測量

3.内業
 ・図面の整理
 ・誤差の計算
 ・面積計算

4.面積計算

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1.平板測量とは

 アリダードで方向を定め、巻尺で距離を測定し、直接平板上で平面図を一定の縮尺で(相似的に描く)作図していく測量

(長所)
A.現場で測り、その場で作図するので複雑な形状でも正確に図示することができる。
B.余分な測定は必要がなく測り間違いや測り忘れはその場で訂正できる。
C.測った数値を野帳に記入する必要がないので読み違いや書き誤りが少ない。
D.器具の操作が簡単なので慣れると作業が敏速にできる。
E.内業では図面の仕上に要する手間が少なく。

(短所)
A.器具の構造から、測定能力や精度が低い
B.付属品が多いので、持ち運びに不便である。
C.雨天や風が強いときは作業ができない。
D.湿気や乾燥により図紙が伸縮するので、誤差を生ずる。

精度が望めないので、精度を要する場合、トランシットなどで骨組を作り、平板測量は細部測量に利用する。

平板測量の方法

@放射法
 ・見通しに障害がないこと。
 ・細部測量に多く用いられる。

A道線法
 a.順次各測点に平板を据え付け各測線の距離と方向を測って前進していく方法である。
 主に骨組測量など

 b.閉合誤差
  出発点に一致しない
  閉合比の許容範囲
     0.2〜0.4mm√n 以内
     n:辺数

誤差の調整は

 出発点からその測点までの辺長の合計に比例して配分する。


1.平板測量と器具
平板測量は一般に、現地の平面的細部形状をその場で直接測定図示する場合に行われる
(注) アリダードを利用して、間接的に水平距離や高低差を求める方法は応用測量の章で説明する。

1−1 平板測量の原理

図板に

1−4 平板測量器具

平板:小型の木製製図板で大きさが40cm×50cmで厚さが2cm程のものが最もよく利用されている。裏面には三脚を取り付ける機構が存在する。

アリダード:平板上で目標で目標物を視準し、方向線を描くためのものである。間接的に距離や高低差を求めることができる。前後に視準板のついた普通アリダードと、比較的高精度、広範囲の測量に適した望遠鏡付きアリダードがある。


求心器・下げ振り:地上の測点と図面上の点を同一鉛直線上に一致させるのに用いられる。

測量針:アリダードで視準する際にアリダードの定規縁をあてて、視準線を引くのに用いられる。

巻尺:測点と目標物との距離を測るのに用いる。

ポール:視準板を覗く際に目標物のところに立て、目印として用いる(スタッフなども用いられる)。


三脚:軽量かつ安定したものが用いられる。頭部はおわん状の球座が使用されているものと整準ねじが使用されているものとがあり、平板を立てる際に微調整がかけられるようになっていることがある。



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